特殊性癖解説【接吻・唾液・ベロ・ツバ】編

【奥深い「キス」「舌」「唾液」の世界】

重なり合う唇と唇、興奮と共にその熱量は増し、舌を絡め、互いの唾液を交換する…。キスって挨拶代わりに交わす軽いものから、このように互いの関係を確かめ合い、深め合うものまで、意味や方法、そこにかける思いなど実に様々。そしてフェチの世界でもこの「接吻=キス」という行為は、一ジャンルとして確立しているばかりか奥深く研究、探求されているといえます。

「XCREAM R18」でも「接吻・唾液・ベロ・ツバ」というジャンルに振り分けられ、様々なマニアックな作品が販売されています。というわけで今回は特殊性癖解説【接吻・唾液・ベロ・ツバ】編と題して、淫靡なるキス及び艶めかしく動く舌、魅惑の唾液に焦点を当ててまいりたいと思います。

【キスの起源と歴史】

そもそも人はいつからキスをしはじめたんでしょう?今となってはその真実はわかりませんが、それが本能的なものだとするなら古代を通り越して原始時代からしてたんじゃ…と想像は広がるばかりです。遺されたものの中で確認できる最も古いものだと紀元前1,500年頃、インドの文献にその記述があるんだとか。文化や風習は民族の移動や貿易、時には戦争(他国への遠征)によって交わり、広まるものですが、キスという行為、風習はアレキサンダー大王がアジアや北アフリカ、果てはギリシャからインドにまで勢力を伸ばす中で広まったといわれています。ちょっと話が壮大過ぎる…。

そんな気が遠くなるくらいの遥か昔からされていたキスですが、日本では「口吸い」と呼ばれ、「土佐日記」や「今昔物語」といった平安時代の文献で確認できるようです。その起源は海から渡って来たのか日本で生まれたのか定かではありませんが、エッチするときって、まぁなんとなくエロい気がするから口だけじゃなくいろんなところ吸っちゃいたくなりますよね~。昔の人々よ、その口吸いたくなる気持ち、わかりますよ。

で、明治時代に西洋文化が日本に入ってきた流れで西洋式の挨拶としてのキスが入ってきたりなんやかんやありまして、だいぶすっ飛ばして現代。何千年も「楽しむための性愛行為」を繰り返してきた人類が創意工夫を凝らす中、ひとつのプロセス/行為に執着するフェチという性癖が生まれ、和洋問わずポルノ/AVカルチャーが爆発的な発展を遂げて細分化が進み…唇を吸い合う行為が独立したプレイへと堂々昇格するのであります。

【キスから派生した舌、唾液への執着】

接吻=キスという行為は、言わずもがな唇同士を強く押し付け合って、はむはむと挟み合って、チュウチュウと吸い合います。これを何十、何百、何千回としていく中で、舌を絡め合うことに夢中になったり、唾液が混ざり合ってるという現象にメッチャ興奮したり、様々なことに気づきながらキスは進化してきたのではないでしょうか。

そんな中目覚めちゃう人が出てきちゃうわけです。「アレ?俺舌をレロレロしてるだけでいいんだけど」「わたし、好きな人の唾液を口移しされるのたまんないわ…」と。これが細分化であり特化していくということで、気づいちゃうともう一直線。同時多発的に目覚める人が次々現れて、広まり、やがてAVなどのメディアに拾い上げられ、コンテンツへと成長していき、それを見た人たちがまた目覚め、さらに研究が進んで深化し…これを繰り返して練られていきます。

こうして接吻=キスひとつをとっても様々なテクニックが生まれ、舌や唾液といったさらに一歩踏み込んだものも一ジャンルとして確立するに至り、ここからまた趣向が分かれていったりするのです。例えば舌だと、2人が舌を絡め合っているものを見て感情移入するタイプのものもあれば、一人の女性が舌の器用さや動きの生々しさを披露し、それを鑑賞するだけのものもあり、体のどこか、または食品などを舐めまわす様を楽しむものも。唾液だと先に書いた口移しもそうだし、主従関係の中で吐きかける側に感情移入、逆に吐きかけられるのが好きなのもそうだし…。ハマってしまうとどこまでも、果てしなく甘美で、蠱惑的ですよね。

【深淵なる「接吻・唾液・ベロ・ツバ」の動画紹介

AVなどの映像コンテンツは「目で見る」もの。行為の最中自分では客観的、俯瞰的に見ることができないものを、作り手はある時はありのままに、またある時はもっと淫靡に見えるように誇張と演出を加え、見てくれる人により強い興奮を与えるよう注力します。熱い接吻やうごめく舌、したたる唾液を扱った作品のほとんどは撮り手自身も愛好者で、こうした見せ方を日夜考えているのです。ありがたいですね…。というわけでここからはそんな想像力を広げ、興奮を増幅させてくれる作品の一部を「XCREAM R18」からセレクトし、紹介していきましょう。プレイの奥深さと、意外な幅広さに楽しんでいただけるかと思います。

■■■客観/鑑賞系■■■

押しつけられた唇の形状、艶めかしく這いまわる舌の動き、滴り落ちる唾液の幾重もの筋…これらの細かなディティールをじっくりと、客観的に鑑賞したい向きにオススメです。対象物が人物の場合もありますが、下の関連作品のようにアクリル板を使うことで純粋に「見たいもの」だけを見れるというストイックなものもあります。

▼関連作品▼

【みいなとベロチューする?唾液たっぷりベロ舐め接吻☆】-若月みいな-
販売者:素人以上 AV未満 ~DIRECTORS BY 私~

■■■接吻(キス)特化系■■■

ひたすらキスをしている、ただそれを見ているのが好き。AVを見ててもキスのシーンばっかりでヌイてる人は、完全にこの傾向があります。ただ一言でキスといっても、今では様々なテクニックが存在します。そこに淫語やシチュエーションなど、様々な付加価値を付けているものも多いです。下の作品はまさにその付加価値系。夢があります。

▼関連作品▼

好みじゃない男とベロキス21分40秒ノーカット 1
販売者:えんえん堂

■■■ベロ(舌/舐め)系■■■

舐めという行為にフォーカスした作品。「XCREAM R18」では特に顔舐めの作品が多く見られ、その人気ぶりが伺えます。キス→舐め→唾液は地続きではあるけど、このように舐めの要素を大きく膨らませるとまた違った魅力を湛えるし、一つの作品として立派に成立するのが興味深いですね。

▼関連作品▼

【舌フェチ唾フェチ】木下ひまりのエロい舌でリクエスト顔舐め
販売者:舌ベロマスター【舌フェチ・唾フェチ動画】

■■■唾液(ツバ/臭い)系■■■

唾液を様々なところに垂らし、垂らされ、時に交換する…これらの行為はコミュニケーションの中でも最も深い部類に入るのではないでしょうか。そして唾液には臭いが伴います。この普通では受け入れないようなものを受け入れる悦び…こうしたある意味タブーに近いことに興奮を覚えることこそ、まさにフェチ/マニアの真骨頂であるといえます。

▼関連作品▼

犬嗅ぎ娘12  ②M男と唾液と色んな臭いフェチプレイ 編
販売者:フェ血ス

 

というわけで「接吻・唾液・ベロ・ツバ」の世界、いかがでしたでしょうか?これをきっかけに少しでもこのフェチの分野に、そして作品たちに興味を持ってもらえたら嬉しいです。好きなこと、追求できることを見つけると人生豊かになりますからね。それではまた!XCREAMのクリちゃんでした!!