厳しい寒さが身にしみる季節ですがみなさん、温め合っていますか?
「恋人なんていねぇーよ」という方もそんな時だからこそお互い好都合なお相手を探し出して肌と肌で温め合うのもオツなもんですよ!
そんなときに必要なのが、セックス テクニック&マナー。恋人ならまだしも、カラダの関係で繋がっているお相手ならばテクニックやマナーが乏しい人と一緒にいる価値はありません。
そんなカリソメの間柄でも必要になってくるセックステクニック、行為に至るまでのアテンドや行為中のスキルなどいろいろありますが〝愛撫〟のスキルはとくに重要になってきます。
今回は案外忘れがちなあの場所への愛撫でパートナーやセフレから「おっ♪」と嬉しい反応を引き出せちゃう実践テクニックを伝授いたします。
意外にも多い、性感帯を「耳」と答える人たち
一般的に男性は〝視覚〟で最も興奮する生物と言われています。
これは視覚を担う視床下部が女性と比べて2.5倍の大きさがあるという脳の作りの違いによって引き起こされるものと考えられています。このことから男性は性的興奮を得るにあたり、女性よりも視覚的感覚に頼りがちになるということが分かります。
しかし、様々な男性にヒアリングしたり実際に関係を持ってみると案外そうとは限らないということが分かります。
脳の作りを超えて、女性同様に視覚だけではなく嗅覚や聴覚、触覚など様々な感覚を研ぎ澄ましてセックスを楽しんでいる男性が増えているというのが私の感覚です。
なかでも特に多くの人から良い反応を得られた性感帯が聴覚。セクシーな言葉をつぶやくのも一手なのですが、軽く息を吹きかけたり、喘ぎ声を聞いて自身のボルテージも上がってくるという方が非常に多いのです。
また女性においてもその他の性感帯を差し置いて耳から得る情報が最も性的興奮が高まる人は多く存在します。耳への物理的接触で興奮する人、聞こえる内容に興奮する人、その嗜好はさまざまなのでお相手の反応を見ながらどのような刺激が好みなのかを探っていきましょう。
実践1,まずは指で探ってみる
耳への愛撫…と聞くとドラマや映画の影響からか、とにかく舌先で舐めあげる!というイメージを持つ人が非常に多いのですが、現実はもっと様々な愛撫の方法が存在しています。
例えばふたり、ベットの上でキスをしている最中の両手はお留守になっていませんか?
キスをしながら一方の手はお相手の腰にまわし、空いているもう一方の手を使って小指や薬指の爪先でうなじから耳裏へとゆっくり撫で上げてみましょう。このとき触るか触らないかのフェザータッチがオススメです。
外側だけに指を沿わせるのではなく、ときにそっと耳の穴に指を入れるのもゾクッとして愛撫のアクセントになります。この時、耳の穴全体を密閉してしまうと外耳道内部が真空となりお相手が痛みを感じてしまうので注意してください。そして爪の長さと奥まで入れ過ぎない(指の外周に隙間がある程度にとどめる)ように注意してください。
実践2,舌先で触れてみる
ではお相手がゾクゾクとしてきてもっと強い刺激を求めている様子が見られたら舌で愛撫していきましょう。
ここでもいきなりペロリンっとするのではなく、キスの流れを利用しながら髪の毛やうなじへのキスに変化させ、その動作の一環で耳元へ唇を近づけるのがベター。あなた自身もゆっくりと流れに任せて振舞えるので、雰囲気を壊すことなくセクシーな印象を与えられます。
バードキスで唇を軽く当てるようにしたり、ついばむような形で極めて優しく耳の外周を吸ったりしてお相手の反応を観察してみましょう。
優しい刺激に慣れてきた頃に舌先に少し力を入れ尖らせてつついてみたり、力を抜いて柔らかくした舌先で耳の外周を舐め上げたりするとヘロヘロになるような深い快感を与えられます。
また耳の内側のひだを沿わせたり耳の穴を軽く舌先で塞いだり(完全には塞がない)、耳たぶを甘噛みするという愛撫もあります。
優しい刺激と強めの刺激を交互に行い、たくさんのバリエーションで行う愛撫を心掛けましょう。
実践3,音を与えてみる
続いて音も与えてみましょう。
音とひと言でまとめてもそれが〝吐息〟なのか〝言葉〟なのか、はたまた〝BGM〟なのか〝愛撫音〟なのか等、様々なパターンがあります。
人それぞれ好みがあると思いますが、これまで耳への愛撫経験があまりない人へオススメな音の刺激が〝吐息〟です。
前項のような刺激を与えつつ、軽く耳へ息を吹きかけると誰でもゾワゾワとした感覚に包まれます。ポイントは〝息は極めて軽く吹きかけること〟。唇から1cm程度離れた所に書道で使用する半紙を想像し、その半紙が一瞬揺れる程度の息の量で刺激します。ここまでの愛撫で非常に敏感になっているお相手に間違いなく効果てきめんな鉄板テクニックといえるでしょう。
また〝愛撫音〟も欠かすことのできない音テクニックです。こちらはアダルトビデオを参考にしていただくのが1番良いのですが、キスや愛撫の際にわざと音を出すことを指します。
空気を含ませから触れて、軽く吸いながら離すとチュパっという音が出るはずです。または唇を〝う〟の形にして(アヒル口)にして舌打ちする方法もあります。
その他に〝BGM〟も立派な耳への刺激と呼べるでしょう。
セクシーな音楽というとR&Bなどの緩いおだやかな曲を想像しがちですが、psychedelicやHardcore techno系の音楽も目の前のことに没頭できる作用があるのでオススメです。
実はお相手の好きな曲を流すよりも、普段聞いていないような曲を流す方が日常の自分と乖離して本性を曝け出せたり、違う自分が憑依するような感覚が味わえてセックスを本能で楽しむことができます。
〝普段聴かない=セックスの時にしか聴かない〟ことで、以降はその曲調を耳にするだけで自然と身体がセックスモードに入っていくパブロフの犬のような効果があるように私自身感じています。
もちろん〝言葉〟でだって愛撫は可能です。以前、こちらの記事でご紹介したように、一見難しそうでも気負いせずどなたでも挑戦してほしいのが言葉責め。
〝雰囲気言葉責め〟で相手のためだけじゃない、自分もその気にさせる愛撫にぜひチャレンジしてみてください。
いかがでしたでしょうか?耳への愛撫について少し興味が湧いてきましたか?
最近ではASMRの流行によって耳への愛撫が見直され、アダルトビデオでもバイノーラル録音作品など耳から感じさせることがポピュラーになってきました。
耳への愛撫は性器とは違い、日々の体調や気分によって感じる箇所や心地よい強さの変化が出にくい分、〝ビギナーでも安心して行える効果的な愛撫〟であると位置づけられます。
それと同時に耳はその他の部位に比べ、とても感度が高く繊細な部位。だからこそ耳への愛撫は効果的であると同時に慎重に行わなければなりません。
指や舌先で耳の穴を塞ぐ際、完全に塞いでしまうと空気圧の変化で激痛が走る恐れがあること、唾液が入ってしまうと鼓膜等にダメージを与えてしまう恐れがあるということを念頭に置いてフェザータッチやソフトな刺激を中心にお相手の反応をみながら慎重に愛撫してみてくださいね。
お相手を思いやりながらちょっとした+αのテクニックで新たな性感帯を耳に見出してもらってもいいかもしれませんね♪